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マンネリ作曲の解消

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「よし!良いメロディーができた!!」

と思ったら、前に作った曲と同じコード進行になってしまった・・

なんて事は作曲初心者によくある話。

好きなコード進行をついつい毎回使ってしまったり、楽器演奏の「手グセ」で毎回同じコードの動きをしてしまいがちです。私も若い頃は、浮かんだメロディにコードをつけてみると「Am → G → F → E」と降りて行くだけのコード進行に毎回なってしまって悩んだものです。

この癖を直すには、あらゆるコード進行の面白さを学ぶ事が必要です。ヒット曲の多くは、丹念に考えられたコード進行で作られています。同じコード進行の繰り返しのように聴こえるのに実は途中で違うコードになっていたり、さっきまで「Cm」だったのに急に「C」になったり。あらゆるコードの仕掛けを利用して楽曲が盛り上がるように作られているのです。

まずは好きなアーティスト曲のコード進行を調べみる事から初めてみると良いでしょう。できれば曲を聴いてコードを書き出すのが理想的です。耳コピというやつですね。もし、耳コピが難しければネットや市販のコードブック等で調べるのもアリですが、いずれ耳コピできるようになった方が今後の作曲活動に役立つと思います。

コード進行の魅力が分かってきたら、自分の曲作りに取り入れます。コード進行から曲を作る方法です。コード進行だけでAメロやBメロ、サビや間奏まで全体の構成を作ってみます。最初は時間が掛かると思いますが、メロディーに縛られないので色んなコード展開を試す事ができます。

コード進行が決まったらメロディーをつけていきます。この段階でよく発生する問題が、メロディーが行きたい方向に合わないコードがあるケース。コード進行だけで納得いくものができているのならメロディーをコードに合うよう作り直したいところですが、曲全体のイメージや盛り上がりを考慮したうえでメロディーを優先させるのも良いと思います。ただ、メロディーに合わせる事によって、それ以降のコード進行を変える必要が出てくるのであればコード進行を優先させましょう。

今回はコード進行から作曲する方法についてお話しましたが、理想的なのはメロディーとコード進行を同時に作れるようになる事です。当スクールではレベルに応じて作曲レッスンを進めていきます。基本は楽しんで音楽を作る事です!