曲はできたのに、なぜか音がごちゃごちゃして聞こえる。好きな曲と比べると、迫力が足りない。DTMで曲を作り始めた人の多くが、次にぶつかるのが「MIX」の壁です。
この記事では、MIXとはどんな作業なのか、初心者がつまずきやすいポイントと上達のコツをまとめました。
MIXとは?
MIX(ミックス)は、ドラム・ベース・ギター・ピアノ・歌など、曲の中のそれぞれの音を聞きやすく整えて、ひとつの曲としてまとめる作業です。主に次のようなことを行います。
- 音量のバランス:それぞれの音の大きさをそろえます。MIXの中で一番大切な作業です。
- 定位(パン):音を左右のどこに置くかを決めて、広がりを出します。
- EQ(イコライザー):音の高い・低い成分を調整して、音同士がぶつからないようにします。
- コンプレッサー:音の大きさのばらつきをおさえて、安定して聞こえるようにします。
- リバーブなどの空間系:響きを加えて、奥行きを出します。
マスタリングとの違い
MIXが「曲の中の音を整える作業」なのに対して、マスタリングは「MIXが終わった曲全体を、配信やCDに向けて仕上げる作業」です。曲全体の音量や音質を整え、ほかの曲と並べて聴いても違和感がないようにします。
MIXで音のバランスがくずれていると、マスタリングでは直しきれません。まずはMIXをしっかり整えることが大切です。
初心者がつまずく5つのポイント
- 音量のバランスより先にエフェクトをかけてしまう:EQやコンプをかける前に、まずはそれぞれの音量だけでバランスを整えてみましょう。それだけで、聞こえ方が大きく変わります。
- 低い音がぶつかって、もこもこする:キックとベースなど、低い音の楽器同士は重なりやすい部分です。EQでそれぞれの役割を分けると、すっきり聞こえます。
- エフェクトのかけすぎ:EQやコンプ、リバーブを強くかけすぎると、かえって不自然な音になります。かけた前と後を聞き比べながら調整しましょう。
- ヘッドホンだけで判断してしまう:ヘッドホンとスピーカー、スマホのスピーカーやイヤホンでは聞こえ方が違います。いろいろな環境で聴いて確認しましょう。
- 長時間作業して耳が疲れる:同じ音を聴き続けると、耳が慣れて正しく判断できなくなります。ときどき休憩をはさみ、時間をおいてから聴き直すのがおすすめです。
上達のコツ
- お手本の曲(リファレンス)と聴き比べる:作りたい雰囲気に近い曲を用意して、自分の曲と交互に聴き比べます。音量や低音の量など、違いが見つけやすくなります。
- 小さめの音量で作業する:大きな音で聴き続けると耳が疲れやすく、バランスも判断しにくくなります。
- 1つずつ確認する:気になる音があったら、その音だけを聴いたり、その音を消して全体を聴いたりして、原因を探します。
- 人に聴いてもらう:自分では気づかない問題も、ほかの人に聴いてもらうとすぐに見つかることがあります。
よくある質問
MIXは、作曲を始めたばかりでも学んだほうがいいですか?
最初の1曲から、音量のバランスを整えることは意識しておくのがおすすめです。EQやコンプなどの細かい作業は、曲づくりに慣れてから少しずつ覚えていけば大丈夫です。
高いプラグインがないと、良いMIXはできませんか?
DAWに最初から入っているEQやコンプでも、十分にMIXはできます。道具をそろえる前に、使い方と考え方を身につけることが大切です。
歌ってみたのMIXも学べますか?
学べます。歌の音量や響きを整える作業も、基本の考え方は同じです。
MIXをマンツーマンで学ぶなら
東京アキバミュージックスクール(TAMS)では、作曲・アレンジに加えて、MIX・マスタリングまでマンツーマンで学べます。ご自身の曲のプロジェクトファイルを持ち込んで、「どこをどう直せばいいのか」を、実際の音を聴きながら一緒に確認できます。
- レッスンはマンツーマン、1回45分
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- 秋葉原駅から徒歩5分、末広町駅から徒歩2分。21時まで開校
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