「メロディーは浮かぶのにコードが付けられない」
「毎回同じコード進行になる」
「理論を学んでも曲ができない」
コード進行を作るのが苦手な方は少なくないと思います。
DTM初心者だけでなく、プロの作曲家でもでもコード進行づくりは制作の度に悩んだりします。
DTMレッスンをしている生徒さんの中には「ダイアトニックコード」「テンションコード」「代理コード」「セカンダリードミナント」など、理論の情報量ばかり増えてしまったことがコード進行が作れない原因になっている場合もあります。
もちろん理論は大切ですが、音楽制作をするうえでもっとも大事なことは
- どんな雰囲気にしたいか
- どんな感情を出したいか
- メロディーと合っているか
ということです。
音楽理論は、それらの選択肢を増やすツールと考えると良いと思います。
コード進行が上手に作れる人は、例外なく大量の曲を聴いています。
なんとなく聴いているわけではなく、音楽のストーリーを意識しながら聴いているのです。
- シンプルなのに哀愁感を感じる
- サビへ一気に開ける展開がクセになる
- ガラッと変わったけど転調してるのかな?
- 徐々に上昇していくコード進行がカッコ良い
など。
そして、気になったコード進行を調べて知識を増やすことも大切です。
自分で作ろうとせずに、好きな曲のコード進行を真似してみるのも習得の最短ルートだったりします。
また、おしゃれコードから入ろうとしたことで、楽曲がまとまらなくなったり制作が止まってしまったりすることがあります。
- ジャズっぽいコード
- 難しいテンションコード
- 複雑な転調
コードだけでオシャレに仕上げようとしがちですが、実はヒット曲の多くは意外なほどシンプルだったりします。
「Ⅰ–Ⅴ–Ⅵm–Ⅳ」や「Ⅵm–Ⅳ–Ⅰ–Ⅴ」のような3和音の定番コード進行だけでも十分に曲になります。
まずは「4つのコードで1曲作る」くらいの感覚でOKです。
音楽の三大要素は「メロディー(旋律)」「ハーモニー(和声)」「リズム(律動)」です。
コード進行単体で音楽の良し悪しは決まりません。
メロディー(歌や楽器リード)やリズム(ドラムやベース)、伴奏(ピアノやギター)などのアレンジとの組み合わせが音楽の抑揚やジャンル、ストーリーを構成します。
同じコード進行でも「バラード」「EDM」「シティポップ」「ロック」など、アレンジによって別物になります。
コード進行だけで楽曲を完成させようとせず、アレンジされた最終的な仕上がりを想像できるようになると良いでしょう。
そして、失敗を避けすぎないことも必要です。
- 変だったらどうしよう
- 理論的に間違ってたら嫌だ
そう考えて、手が止まってしまう人も多いです。
作曲は「正解探し」ではありません。
- 変な繋がり
- 不安定な響き
- 違和感
そんな印象から個性が生まれることもあります。
最初から完璧を目指すより、まずは最後まで作ることが大切です。
コード進行が作れない原因は、才能不足ではありません。
多くの場合は、
- インプット不足
- 理論偏重
- 難しく考えすぎ
- 失敗への恐怖
が原因です。
まずはシンプルな進行を真似して、短いループでもいいので量を作ってみましょう。
知識も大事ですが、イメージを形にすることの楽しさを覚えて欲しいです!
